公務員が飲んでいたのは「中国の偽ブランド水」だった…香港政府の調達入札で「10億円の大型詐欺事件」勃発 当局の“安易な契約”に非難集中

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初の“中国産飲用水”調達

 近年、日本でも定番化しつつあるウォーターサーバー。「飲用水は買うもの」という意識が強い香港では早くから普及し、従業員用に設置している企業も多い。政府機関も例外ではなく、公開入札を勝ち取った香港企業が自社ブランドの飲用水を納入してきた。

 政府調達を担当する政府物流服務署(服務署)は6月下旬、政府機関の飲用水について3社と3年間の契約を交わした。納入が決まった飲用水ブランドは、香港企業ワトソンズの「COOL」、中国ブランド(中国内地産)の「Happy喜士」と「鑫楽(ヤムロッ)」である。...

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