あっという間に人口1億人割れなのに… 日本に新たな「住宅」「高速道路」「新幹線」は必要なのか
空き家も新築住宅も増え続ける異常
いま私たちがいろいろな分野で平穏を享受しているのは、「嵐の前の静けさ」に染まり、来るべき轟音に気づいていないだけなのではないか。そんな気がしてくる。
たとえば、新築分譲マンションの供給数。不動産経済研究所の調べでは、2024年の発売戸数は首都圏で2万3,003戸、全国で5万9,467戸だった。それぞれ14.4%、8.6%減少し、全国では4年ぶりに6万戸を割ったというが、むしろ、いまもそれほど多くのマンションが建ち続けていることに驚かされる。...

