“金持ち以外は郊外へ”は危ない…東京に迫る「ジェントリフィケーション」の影 ひと足早く欧米で起きていたこと

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 不動産経済研究所の発表によると、2025年上半期の東京23区の新築マンションの平均価格は過去最高の1億3064万円を記録。住居費の高騰は賃貸物件も例外ではなく、都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)では、3LDKのファミリー向け物件の平均賃料が40万円を超えている。日本総合研究所の調査部で主席研究員を務める西岡慎一氏は、こうした住宅価格の高騰が、ゆくゆくは都市の多様性を損なうことになる、と警鐘を鳴らす。

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