「事務所に違約金5000万」 元アイドル「上村謙信」に香港で有罪判決…「女性を軽視した行動」と断じた“わいせつ公判”の内幕
事務所への違約金は約5000万円
わいせつ行為の認定を受けて弁護側は、上村被告が3月から5カ月以上香港に留まっていることや、事務所との契約解除で約5000万円の違約金を支払う必要がある現状などを赤裸々に明かし、寛大な処罰として罰金刑を求めた。また、上村被告が当日飲酒していたことや、計画性がないこと、日本と香港の文化の違いなども挙げた。
判決言い渡しの際に裁判官は、上村被告がAさんの拒否を無視して行動をエスカレートさせたと指摘。「明らかに女性を軽視した行動」とした。また日本と香港の文化の違いについては、「香港への渡航を選んだ以上は香港の法律を厳守すべき」と述べた。
一方で、上村被告の経歴や犯罪歴がないことといった事情を踏まえ、量刑は罰金1万5,000香港ドル、執行猶予なしとした。上村被告は香港に居住中ではなく滞在中のため、感化令(保護観察命令)や社会服務令(社会奉仕活動命令)は現実的ではないという判断である。
判決言い渡しの際、上村被告は体勢を崩し、隣にいた通訳に支えられた。また、傍聴席からはファンと思われる女性がすすり泣く声も聞こえていたという。また、裁判所の外では「ざまあみろ ここは香港だ 痛みを感じろ」と日本語で書かれた紙を掲げる人物が目撃された。
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