「夏の甲子園」期間中に部員の喫煙発覚! 39年前の“享栄事件”で起きたこと 今年の“広陵事件”との大きな違いとは!?
今夏の甲子園大会に出場した広陵が、SNS上で今年1月の暴力事案を拡散され、別の事案でも元部員が被害を訴えていることが判明したことを受け、8月10日、2回戦以降の出場を辞退した。大会途中での不祥事による出場辞退は史上初の事態だった。大会期間中の出場校の不祥事発覚といえば、1986年夏に享栄(愛知)が野球部員の喫煙現場を写真雑誌に激写された事件を思い出す人も多いはずだ。話は39年前に遡る。【久保田龍雄/ライター】
プロ注目の本格派左腕・近藤真一(元中日)を擁して春夏連続出場を果たした享栄は、1986年8月9日の1回戦で唐津西に8対0と大勝し、初戦を突破。...

