「24時間ランナー」に「横山裕」起用で囁かれる“酷暑”以外の不安 日テレ関係者は「やす子、ヒロミと比べて…」

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完走できそうでは失格

「『24時間テレビ』のチャリティーマラソンは、1992年から始まりました。前年に史上最低となる平均視聴率6・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯:以下同)を記録したため、リニューアルの一環として企画されました。以来、『24時間テレビ』の視聴率が良かった年は、マラソンランナーの評価も高いのです。番組の1コーナーでありながら24時間走り続け、放送中に随時、中継が挿入されるマラソンは、『24時間テレビ』の大きな縦軸となる最も視聴率を左右するコーナーなのです」

 ちなみに、歴代1位となる平均視聴率19・0%を記録した2005年は、弁護士の丸山和也氏がランナーとして100キロを完走した。18・6%で同率2位の07年は萩本欽一、08年はエド・はるみがランナーを務めた。

「昨年はいろいろと不安視されながらも、やす子の走りで12・5%と踏ん張り、なおかつ歴代2位となる15億8900万円もの募金を集めることができました。いずれのランナーも愛されキャラであることはもちろんですが、視聴者に“番組終了までにゴールできるのか?”と思わせることも必須要素です。その点でも横山の場合は難なくゴールできてしまいそうで、ハラハラもドキドキも起こりそうにありません」

 ならばなぜ彼を選んだのだろう。

意外な生い立ち

「日テレの慣例として、『24時間テレビ』の総合司会やチャリティーパーソナリティー、マラソンランナーの決定は、その年の総合プロデューサーに全権委任され、社長や編成局長でさえ異論を唱えないことになっているんです。ですから誰も口を挟めない」

 今年、総合プロデューサーを務める宮崎慶洋氏はメディアの取材に応じ、横山を起用した理由についてこう答えている。

「昨年はやす子さんが養護施設のために走ったので、24時間テレビ全体の活動の続きとして、子どものために走っていただける方を探していました。そんな中、日本テレビ系『人生で1番長かった日』で自身の過去や弟さんが養護施設で生活していたことを話す横山さんを見て、『相談してみたい』と思いました」(ENCOUNT:8月1日配信)

 昨年、ランナーを務めたやす子は児童養護施設で育ち、養護施設のためという“目的別募金”だけで5億円以上の寄附金を集めた。今年はこれに倣ったということか。

「ランナーが発表された7月31日放送の『ヒルナンデス!』でも、彼の意外な生い立ちが紹介されました」(前出の日テレ関係者)

横山:3歳の時にオカンが離婚してシングルマザーになりまして……うち貧乏やったと思うんですけど、それをオカンは本当に見せなかった。離婚したときは、昼はパートに出たり、夜はスナックで働いてたみたいなのは聞きました。

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