「上皇ご夫妻は“思い出の地”でのご静養を強くご希望」 お迎えの準備が進む現地では“特別体勢”が
【全2回(前編/後編)の前編】
小室圭さん・眞子さん夫妻(共に33歳)に第1子が誕生したことを宮内庁が発表したのは5月末のこと。最近になって圭さんの現地でのイクメン姿がキャッチされた。片手でわが子を抱く姿からは幸せな暮らしぶりが伝わってくる。そんな慶事の折、御年91になられる上皇さまは、先頃持病のある心臓の検査で東大病院に入院され、7月18日にご退院。今後は投薬を続けつつ、日々の運動量を調節しながらお過ごしになるという。それでも、ご静養が予定されている折、やはりご体調への懸念は拭い去れないのだ。
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【写真15枚】慣れた様子で“片手抱っこ”する圭さん&眞子さんも満面の笑み
上皇さまは7月14日、心臓への新たな治療にあたり、投薬量の調整などのため東大病院に入院された。宮内庁担当記者が言う。
「上皇さまは5月に検査入院された際、自覚症状はないものの一定以上の負荷がかかると心臓の筋肉に血液が十分に送られない『無症候性心筋虚血』と診断されていました。その後、冠動脈から心筋への血流を促す薬を服用されてきましたが、症状は改善せず、新たな内服薬を追加するため、今回の入院に至ったのです」
入院中の検査では、心臓の上部で発生する「上室性不整脈」も確認されている。
「上皇さまは脈が速くなる症状がありました。新たに投与された薬は心臓への負担を和らげる効果があり、不整脈の改善も期待できるとのこと。ただし今後は、日常的になさってきた運動は縮小せざるを得ません。具体的には、お住まいの仙洞(せんとう)御所内で続けられていた階段の上り下りが、心臓へのご負担を考慮して当面取りやめとなります。また上皇后さまと一緒になさってきた赤坂御用地内の散策も、時間と距離を短縮して再開される予定です」(同)
具体的な病状は
元・日大医学部准教授で心臓血管外科が専門の折目由紀彦医師(南池袋介護老人保健施設アバンセ施設長)が言う。
「心筋虚血は、一般的に胸の痛みなどの症状を伴いますが、上皇さまのように無症候性のものも少なからずあります。また今回確認された上室性不整脈とは、心臓上部にある心房から発生するもので、動悸や息切れなどの症状が見られます」
上皇さまは2012年に狭心症と診断され、冠動脈のバイパス手術を受けられている。その後22年には右心の心不全と診断され、投薬や水分の摂取制限などの治療を続けられてきた。
「血管は年齢とともに衰えていきます。バイパス手術は成功しましたが、すでに13年がたっており、移植した血管や冠動脈が再び狭くなっていることはあり得ます。またご高齢ですから、動脈硬化が進んでいても不思議ではありません」(同)
そう指摘しながら、
「上皇さまは現在、不整脈を改善する薬と共に、心不全に対する薬や血が固まらないようにする薬などを症状の程度に応じて組み合わせ、各量を増減しながら服用されていると思われます。それ自体は決して特別なことではありません」(同)
とはいえ、ご体調への心配はおのずと募っていくのだ。
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