NHKに「大人のおもちゃ」が登場!? 綾瀬はるか主演ドラマの“衝撃シーン” 「しばらく結婚しないことを把握してオファーしたのでは」

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 NHKの連続ドラマ「ひとりでしにたい」(土曜日22時)が“攻めた内容”で話題だ。特筆すべきは、主演の綾瀬はるか(40)がいわゆる大人のおもちゃを手にするシーン。だが、いかがわしい作品と思うことなかれ。実は鋭い社会派で、日ごと評価を高めているとか。

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孤独死した伯母の遺品の中に……

 本作は、死ぬための準備“終活”をテーマにしたコメディードラマ。カレー沢薫の同名漫画が原作だ。

「綾瀬が演じるのは、美術館に勤める39歳の学芸員です。独身生活を謳歌(おうか)していたところ、同じく独り身だった伯母が孤独死したことで焦って婚活を始めます。しかし、思いのほか年齢の壁は高く、無理してまでの結婚は諦めた。そこで独りで生きていくと決め、終活に意識を向けていくという物語です」(芸能記者)

 問題の場面は、6月21日に放送された第1話でいきなり登場した。

「憧れのキャリアウーマンだった伯母の遺品を譲り受けた際、その中に楽器のオカリナに似たものがあったのです。もっとも、主人公は最初、何の道具か分かりませんでした。職場に持って行って同僚の女性に尋ねたら、自慰用の器具だと判明。すぐさま“ぎゃ~!”と叫んで放り投げてしまいます。テレビ画面に映ること自体が珍しいアイテムだったので、目を疑いましたよ」(同)

 次は7月19日の第4話で再登場を果たしている。

「伯母の墓参りをしながら遺品の数々を頭に浮かべて、その生涯に思いをはせるシーンでした。伯母は寂しい人生だったのではなく、独りで充実した暮らしを送っていたのではないかと考えた矢先、不意に大人のおもちゃの存在が脳裏をよぎります。そして心の中で“アレだけは捨てていいですか?”と尋ねる。孤独死というシリアスな社会問題を扱っていながら、こうした際どいオチを用意するなどして笑いに昇華してくれるわけですね。多くのドラマ好きが、目下放送中の作品ではナンバーワンだと言うくらいです」(同)

「主人公と同じで独身、かつ男っ気がない」

 視聴率はおおむね上昇傾向にあり、NHKプラスにおける第1話の配信も、朝ドラと大河を除く全ドラマの中で最多視聴数を記録した。

「綾瀬こそハマり役だと評されていることも、好調の理由だといえるでしょう」

 とは、キー局幹部。

「現実の彼女もドラマの主人公と同じで独身、かつ男っ気がない。実際、2000年のデビューから長きにわたって、ほとんど浮いたうわさがありませんでしたからね。そんな中で昨年、『女性セブン』でアイドルグループ『SixTONES』のジェシーさん(29)との交際が報じられ、結婚間近とも騒がれましたが、その後は何のアナウンスもないままですし……」(同)

 とまれ、綾瀬と主人公が重なって見えるという声が聞こえてくるのは事実。

「NHKは役柄のイメージが壊れないように、綾瀬さんがしばらく結婚しないことを把握した上でオファーを出したはず。大人のおもちゃを手にしても淫靡さを感じさせないところも含め、用意周到に練られた配役だと思います」(同)

 近年、これといったヒットに恵まれなかった綾瀬。お付き合いする相手はさておき、今回ばかりは意外な良作に巡り合えたようだ。

週刊新潮 2025年7月31日号掲載

ワイド特集「ファクトチェック」より

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