今期ドラマに連続出演 いま引っ張りだこの「元子役俳優」とは 「チビノリダー」の過去にバラエティ界も注目
俳優の伊藤淳史(41)がにわかに注目されている。今年は1月から大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(NHK)に女郎屋・大文字屋の主人として出演を続け、7月からは「DOPE 麻薬取締部特捜課」(TBS)と「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」(テレビ朝日)にも出演と大活躍なのだ。
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【写真を見る】伊藤淳史が「20分で即退場」させられたドラマとは?
SNSにはこんな声が上がっている。
《伊藤淳史さんあちこちに出演中》
《伊藤淳史ドラマ出すぎやろ/ドラマ見るたんびにこの人おるんやけど》
《こっちにも伊藤淳史出てるんかい/だからDOPEの方は速攻退場させられたのか》
どういうことかというと、伊藤は「DOPE」の第1話に麻薬取締部特捜課を創設した厚生労働省の審議官として登場したのだが、開始早々に殺害されてしまうのだ。その5日後にスタートした「大追跡」には警視庁SSBC(捜査支援分析センター)強行犯係のメンバーとして登場したものだから、憶測を呼んだわけだ。民放プロデューサーは言う。
「『DOPE』の伊藤はあまりにあっけなく死んでしまったので、今後、伏線として復活する可能性はありますが、確かに彼はいま引っ張りだこです。現在、大河『べらぼう』では2代目の大文字屋市兵衛を演じており、これは初代に瓜二つという設定のため2役目になります。加えて、4月期には広瀬アリス・主演の『なんで私が神説教』(日本テレビ)にクセの強い嫌みな同僚教師役として出演していましたからね」
9月に公開される福山雅治・主演の映画「ブラック・ショーマン」にも出演している。失礼ながら、決して二枚目とは言えないのに、そこまで引っ張りだこなのはなぜか。
チビノリダー
「身長は162センチと小柄で、お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史にも似た風貌なので、子役とおじさんを掛け合わせたかのような他にない不思議なキャラクターが魅力なのかもしれません。いい人のイメージが強いのですが、それを逆手に悪人やクセのある人物を演じることで“オモシロい俳優”としての好感度もある。名脇役ですが、昨年1月期の『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』(テレ朝)のように、人気とキャラを生かした主演ドラマも増えています」
昨年の「24時間テレビ」(日テレ)内で放送されたスペシャルドラマ「欽ちゃんのスミちゃん~萩本欽一を愛した女性~」では、コメディアンの萩本欽一を演じたことでも話題になった。
「視聴者の中には、彼なら誰でも演じられるというイメージができているのではないでしょうか」
さらに、バラエティ番組のスタッフも目をつけているという。
「50代以上の視聴者には『とんねるずのみなさんのおかげです』(フジテレビ)で木梨憲武さんが扮した『仮面ノリダー』に登場する“チビノリダー”のイメージが強いという方も少なくありません。子役だった伊藤を一躍お茶の間の人気者にしました。木梨さんと伊藤の付き合いはいまも続いているそうで、『とんねるずのスポーツ王は俺だ』(テレ朝)にもたびたび出演しています。出演オファーは木梨さんから直接電話がかかってくるので、断るに断れないとか。実際、かつてはJリーガーを夢見ていたというだけに、サッカーも上手い。こうした姿を見ている他局のバラエティ班も黙っているはずはなく、今後はトークバラエティや芸人MCのバラエティのオファーも増えると思います」
伊藤にバラエティタレントとしてのセンスがあるのだろうか。
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