「彼らの笑いがむしろ邪魔に」 モテモテ「千鳥」が唯一ハマらないレギュラー番組とは
意外にスポーツマン
「ノブは元サッカー部で大悟は元高校球児ですから、全くスポーツに疎いというわけではありません。とはいえ、千鳥人気にあやかったというのが一番の狙いだと思います。かつて、人気絶頂期のダウンタウンと音楽番組を組み合わせた『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』(フジ)があったように、千鳥にスポーツ番組を仕切らせることである種の化学反応に期待したのでしょう。加えて、昨年春、日テレが大悟に2本のレギュラー番組を持たせたことで、フジには千鳥を奪われるという焦りがあったとも考えられます」
千鳥とスポーツ番組に化学反応が起こらなかったのはなぜか。
「『すぽると!』は土日の深夜放送です。この時間帯のスポーツニュース番組を見る視聴者は、試合結果のみならず詳しいスポーツ情報を求めています。専門知識を持った解説者の鋭く深い考察を聞きたいわけで、千鳥の笑いやオモシロ企画は求めていないのです。千鳥の笑いや解説は、むしろ邪魔に感じられるのだと思います」
視聴者の求めるものが違ったということか。
「千鳥の良さは『すぽると!』では全く生かされていないと言っていいでしょう。いまさら千鳥を前面に出せば、かえって視聴者から反感を買うのは目に見えていますから、演出も難しい。『すぽると!』もそろそろリニューアルのタイミングかと思います」
番組の公式ホームページには、レギュラースタート前の千鳥のコメントが今も掲載されている。
大悟は《“大谷選手に会えるかも”これがスポーツニュースをやろうと思った理由です。申し訳ないですが、大谷選手のサインボールを貰ったら、ワシは辞めようと思っています》。一方、ノブは《いらんことしか言わない2人なので生放送をちゃんと出来るか不安です…》――見事に予見していたのかもしれない。




