「彼らの笑いがむしろ邪魔に」 モテモテ「千鳥」が唯一ハマらないレギュラー番組とは
7月21日放送の「ネプリーグ」(フジテレビ)は“俳優vsアスリートvsキャスタ-!三つ巴決戦”と題した2時間SPだった。そのうちの1チームが週末のスポーツ番組「すぽると!」チームだったが、“キャプテン”という肩書きでレギュラー出演するお笑いコンビ・千鳥のノブ(45)と大悟(45)の姿はそこにはなかった。
***
【写真を見る】千鳥のかわりに「ネプリーグ」に出演した“意外な顔ぶれ”とは?
千鳥といえば、今やテレビで見ない日はないと言っていい人気芸人だ。実際、コンビやピンでのレギュラー番組は全曜日にまたがっている。
これだけ忙しければ「ネプリーグ」へのゲスト出演は難しいかもしれない。民放プロデューサーは言う。
「いまやバラエティ界でトップを走る2人ですからね。ダウンタウンが開店休業状態の今、番組の顔として冠番組を任さられるコンビ芸人は、バナナマン、サンドウィッチマン、千鳥、かまいたちが突出しています。中でも千鳥は、笑いの作り方、キャラ付け、番組進行、冠がつくことの影響力など、最もダウンタウンに近いバラエティMCと見られています」
ダウンタウンの松本人志の番組だった「人志松本の酒のツマミになる話」(フジ)のメインMCを大悟が引き継ぎ、コンビで出演しているのが象徴的だ。
「すぽると!」の違和感
「ただし、『すぽると!』はちょっと……。彼らは昨年春から『すぽると!』日曜版のキャプテンとして抜擢されたのですが、数あるレギュラー番組の中で唯一、結果を出せずハマらなかった番組かもしれません。視聴率は世帯2%ほどで、不発のまま続いています。それが理由で『ネプリーグ』に出なかったのかもしれません」
「ネプリーグ」の「すぽると!」チームはMCの榎並大二郎アナに加え、元プロ野球選手の内川聖一、女子レスリングの鏡優翔、そしてなぜかモデルでタレントのJOYが参加した。ちなみにJOYは「すぽると!」に出演したのは1回だけと言っていた。これなら千鳥のどちらかでも出演したほうがよかったかもしれない。
「もっとも、その千鳥も『すぽると!』の初回放送を欠席するなど物議を醸すスタートとなりました。その後も“邪魔者”扱いされるようなことがしばしばありましたからね。いまさら『すぽると!』チームとして彼らを出すというのも難しかったのかもしれません」
ちなみに「すぽると!」は、佐々木信也やみのもんたらがキャスターを務めたことで知られる「プロ野球ニュース」(1976~2001年)の後継番組で、この番組自体、一時、中断期間はあるものの、すでに24年の歴史がある。そんな番組のレギュラーに千鳥という違和感が、1年経っても拭えないという視聴者もいるかもしれない。なぜ彼らを「すぽると!」のキャプテンにしたのだろう。
[1/2ページ]




