佐々木朗希が“トレード要員”に!?…ド軍が「フラッグディール・トレード」で狙う「パイレーツの怪物」

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浮上した東洋系米国人

「ユニコーンと、ユニコーンになれなかった佐々木の交換トレードが成立する可能性は捨て切れません。佐々木への期待が大きかった分、ファンのガッカリ感は強く、ドジャースはチャンスを掴み損ねた若手に対し、ドライな一面も秘めています。ユーティリティ・プレイヤーとして知られながら、二塁のレギュラーを獲り損ねたギャビン・ラックス(27)を、今年の1月にあっさりレッズに放出してしまいました」(前出・米国人ライター)

 佐々木の代理人であるジョエル・ウルフ氏の言葉が思い出される。佐々木と米球団の交渉が始まる際、「彼はビッグマーケットの球団は合わない」と話していたことだ。

「ドジャースとしては投手陣もさることながら、コンフォルトの打撃不振が止まらないのも頭痛のタネ。それを補うプランとして、『これからの若手』を獲るフラッグディール・トレードで名前が浮上しているのが、ガーディアンズのスティーブン・クワン(27)です。祖母が山形県出身という東洋系米国人で、前回WBCの際、ラーズ・ヌートバー(27)に続く、2人目の日系メジャーリーガーとして招聘する案もありました。でも先祖の話をすると、中国のほうが強いらしく、大会を主催するWBCインクから『待った』が掛かったんです。タイプ的には俊足堅守で内野安打も多く、イチロー氏(51)に近いです」(前出・同)

 ドジャース首脳陣は大砲タイプを望んでいるが、「コンフォルトよりもマシだ!」の声がファンメディアの「Dodgers Way」で紹介されていた。

 来春WBCの話を少しすると、スキーンズは米国代表入りを狙っており、クワンも侍ジャパン入りを諦めていない。ドジャースのような注目度の高いチームに移籍すればファンの後押しも得られるかもしれないが、下位チームの「若手の年俸が高騰する前に売ってしまえ!」の発想がなくならない限り、ドジャースがドラフト会議でペナルティーを負っても、逸材が集まる図式は変わらないだろう。

デイリー新潮編集部

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