「財布には常に100万円」「マンションを買ってあげる」… 懲役20年「ルフィ強盗団」幹部は犯罪収益で“大豪遊” フィリピンの美人ホステスが証言
ネックレス、iPhoneをプレゼント
もっとも、渡邉容疑者と同等かそれ以上に歓楽街を楽しんでいた男がいた。
「小島サンは、とにかく私たちに大盤振る舞いしてくれた。ネックレスを買ってくれたし、当時、最上位モデルだったiPhone XS Maxのゴールドも正規店で買ってもらった(編集部注・64GBモデルで価格は12万4800円)」(同)
さらに、別のホステスからは次のような証言も。
「小島サンが私を指名してくれる時はVIPルームで8千ペソ(約2万円)くらいするボトルを4、5本空けてくれた。彼はジェントルマン。絶対お触りはしない。コンピューター関連のIT企業の社長さんと名乗っていましたね。ハンドバッグにはいつも分厚い千ペソ札の束。400枚くらい入っていました」
「ジェントルマンだから好きでした」
日本円で実に100万円ほどを常に持ち歩いていたというのだ。小島容疑者は、この滝沢カレンに似た20代の彼女に夢中だったという。
「“マンションを買ってあげるから、一緒に住もう”と口説かれていた」(同)
彼女には当時あいにく、彼氏がいたためアプローチはすべて断っていたものの、
「優しいし、顔もかわいかったし、何よりジェントルマンだから好きでした。だから、急にいなくなってしまった時は、すごく寂しかった。“セブに行くことになった”と連絡をくれましたが、半年くらいして本当は逮捕されたって聞いた時はショックで……」
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冒頭で記したように、小島被告に下された判決は懲役20年。彼がこの記事のようにマニラの夜で遊興にふける日はもう来ないだろう。強盗致死罪などで起訴された残る指示役、渡邉、藤田、今村各被告の公判もいずれ始まると見られる。希代の詐欺グループの全容解明が待たれる。






