「連ドラ」よりも期待大…フジテレビ復活のカギを握る「注目映画」とは 原作が「このミス」1位の話題作も
来年も注目作が……
そして10月には、「このミステリーがすごい! 2023年版」などで1位を獲得した呉勝浩氏の同名小説を映像化した「爆弾」(10月31日公開)が控える。山田裕貴(34)が主演を務め、爆弾の在りかを探す警察と犯人が取調室で繰り広げる先読み不能の謎解きゲームと、東京中を駆け巡る爆弾探しがリアルタイムで進行。ミステリーとアクションが織り成すエンターテイメント作品だ。
「業界内での前評判が高く、予告編からも緊張感のある作品であることが伝わってくる。山田の代表作になりそうで、ネットや口コミで集客を増やしそう。福山の作品を上回る興収を記録するかもしれない」(同前)
今年度の公開作品は以上だが、さらに来年はすでに発表済みの超強力な作品が公開を控えている。
まずは、長岡弘樹氏による警察学校を舞台としたベストセラー小説を、木村拓哉(52)主演でフジがドラマ化し、その劇場版となる「教場」。そして、同局が誇る人気刑事ドラマシリーズの劇場版最新作で、織田裕二(57)主演の「踊る大捜査線 N.E.W.」。ともに90年代にフジのドラマで主演を務めスターダムに駆け上がった木村と織田のラインナップはフジのみならず、全国各地の劇場にも盛況をもたらしそうだ。
「キムタクは様々な役をこなして来たが、クールなビジュアルでセリフの数が少ない『教場』がハマり役になっていた。いまだに向上心を持ち、新しい役に挑戦しています。本作初の劇場版とあって、これまでの主演映画以上にPR活動でも稼働してくれそう。一方、『踊る』は昨年末に製作が発表されたきりで、フジの騒動もあり、製作自体が危ぶまれた。製作総指揮を執る亀山千広氏(69)は6月でBSフジの社長を退任したものの、コンテンツアドバイザーに就任し同社に残った。これから製作に本腰を入れるでしょう」(同前)



