「すべてが予定通りだったのに」…40年前の乗鞍岳「老人登山隊」遭難騒ぎ 安全第一を忘れた時に見た「雷鳥の親子」の警告
夏の行楽シーズン、暑さから逃れて山を目指す人も多いだろうが、夏の初めは山での遭難事故が多発する時期。気になるのは近年増加している外国人観光客の無謀な登山である。令和6年の警察庁統計によれば、遭難者合計3357人のうち外国人は135人(4.5%)と、平成30年の統計開始以降で令和5年に次ぐ数だった。
一方、長年変わらないのは「遭難者が多い年齢層」の上位だ。令和6年の場合、1位は70~79歳(771人、23.0%)、次いで60~69歳(630人、18.8%)と50~59歳(624人、18.6%)。...

