「水際で大胆に行為に及び…」 沖縄の知る人ぞ知る「ハッテン場」で逮捕者が ゲイカップルに聞くと「あからさまじゃなければ大丈夫じゃないの」

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水際で大胆に

 とはいえ秘境ビーチに足を踏み入れた途端、欲に溺れる向きが多いのも事実。

 先に触れた近隣3区の、ある区長が言う。

「現場にほど近い百名ビーチにはウエディングフォト撮影や親子連れで訪れる方々が大勢います。地元の人は、潮が引いている時間帯に百名ビーチから秘境ビーチ、アーヂ島までを散歩コースにしている。以前の彼らは、海と反対側の岩場に隠れるようにしてたので、あえて見に行かない限り問題はありませんでした。でもこの数年は、水際近くまで出て、大胆にも……」

 今回の現場も水際だという。

「ビーチで行為をされては、たまったものじゃありません。かといって、彼らがゴミや妙なモノを残したり、夜中まで残って騒いだりすることはない。破廉恥な行為をしないよう注意を促す看板などを立てようにも、ビーチは砂一粒持ち出せない保全地域なので手間と時間がかかります」

 公衆の場でなく、ゲイバーなどが立ち並ぶエリアで交流を深めるのがいいのでは、と思ってしまうが、

「居心地が悪いんじゃないかな。客層が変わったもの」

 そう明かすのは、那覇市内のゲイバー経営者だ。

「コロナ禍以降の数年は特に不況で、ノンケだろうがインバウンドだろうが、入れなきゃやっていけないのよ。那覇市内のサウナや飲み屋なんかのハッテン場も同じだけどね。マッチングアプリで相手を見つけた県外の人も、アーヂ島周辺や百名ビーチは魅力的でしょ。だからきっと、また調子に乗っちゃうのが出るわよ」

週刊新潮 2025年7月24日号掲載

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