【自公に致命傷】「地震があってよかった」鶴保議員の大失言よりも重大なミスとは

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底が抜けて45議席も

「文字通り、鶴保発言は2000万円支給問題以上のインパクトがあると言われています。失言シーンと謝罪会見の不手際、いずれも実際の動画が存在して繰り返し使われることが問題。鶴保氏は、一般的には野田聖子代議士の元夫ということで知られていますが、キャリアそのものは立派とは言いませんが、順調なものでした。東大法学部卒で大臣経験者で参院幹部ですから。ただ、会見でも見られた尊大な態度が失言の背景にあるとみなされても何の弁明もできないでしょうね」(同)

 当然のことながら、自公の獲得議席予想にも悪影響を及ぼしているという。

「自公は非改選の議席と合わせて『与党で過半数の議席(50)を確保すること』を目標にしています。大きく負けても47議席程度と見られていましたがさらに底が抜けて45議席もあり得るという見方が広まっています。今となってはもう取り返せないですが、自民の執行部が厳重注意以上の厳しい処分をしていたら……といった恨み節も聞こえてきています」(同)

 子供でも知っている「後悔先に立たず」という言葉の意味をかみしめているときかもしれない。

 鶴保氏と事実婚関係にあった野田聖子氏も大臣や自民党の要職を経験し、自民党総裁選に出馬するなど、「女性初の宰相」を目指してきたが、その後に結婚した男性との関係がクローズアップされることになった。関連記事《野田聖子氏、「夫が元暴力団員」判決に猛反論 立場を利用して捜査情報を入手した疑惑も【スクープその後】

デイリー新潮編集部

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