「人間に生きる意味があるとすれば、自由になること」 責任ばかり要求する社会に横尾忠則が言いたいこと

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 社会は責任を取ることばかり要求しますね。自分の仕事にまで責任を取らせようとします。とにかく世間は、責任、責任と責任でがんじがらめにします。親も子供に、学校も生徒に、職場も社員に。責任を取る、取らせることによって秩序を保とうとします。

 このように責任でがんじがらめにすることで人間も社会も教育をも統制できると思っています。

 ところが、芸術においては一言で言って、人間も社会も自由であるべきだと考えられているのです。自由を束縛するのは責任であると芸術の世界では考えるのです。...

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