「心の故障者リスト入り」佐々木朗希は「投げる気力」を失ったのか 二転三転する「ロバーツ監督」の発言に“身内”からも批判の声

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「心のIL入り」がもたらせた混乱

「心のIL入り」は二次被害者も出してしまった。7月5日、ドジャースを応援する側の専門メディア「Dodgers Way」がロバーツ監督に噛み付いた。

「ロバーツ監督から出る佐々木情報が二転三転するので、アテにならないと。全て佐々木を思っての発言なんですが」(前出・同)

 応援メディアが指揮官をこき下ろすのは異例中の異例だ。タイトルは「佐々木の特集」だったが、

「IL入りしてからの約2ケ月間、回復の兆しが見られない。2週間ほど前、60フィートから90フィート(18メートルから27メートル)の投球を始めたが、その数日前、ロバーツ監督は、『残りのシーズンを彼ナシで戦うプランを立てなければならない』と言った。しかし、7月3日のキャッチボール後、『痛みはなくなっている』と違う発言をした」

 と、一貫性のない言動を指摘した。さらに負傷者が続出した投手陣を指して「ピッチャーの健康状態について何度か見誤った発言もしている」と斬り捨てた。負傷続出で厳しい状況が続いている責任は「ロバーツ監督にある」と言ったのも同然だ。

「選手の健康状態を正しく把握するのはメディカルチームの役目です。試合に出す、出さないで首脳陣とメディカルチームの意見が分かれた場合、たとえ監督であってもメディカルチームの意見が優先されます。それはドジャースに限らず、どの球団もそうです。『Dodgers Way』も健康管理の責任が監督だけのせいでないことは分かっているはず」(前出・米国人ライター)

 佐々木の活躍が見られないファンの不満を代弁したというわけか。非難されたロバーツ監督も「佐々木のマイナー降格」について結論を出さなければならない。現地時間7月8日、米スポーツ専門局「ESPN」は7月31日に迫ったトレード期限について特集し、即戦力の投手を欲しているドジャースが交渉で苦戦しているとも伝えていた。主力を手放す下位チームに対し、地区優勝を狙うドジャースは有望な若手をその見返りに手放さなければならないが、「ササキを含めたパッケージが要求されるかもしれない」と懸念していた。ドジャースファンの不満を解消するには、佐々木が気力を回復させるのが一番なのだが。

デイリー新潮編集部

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