「維新」議員が大阪万博で大ハシャギ! まさかの“VIP待遇”に「自腹で行かせろ」と批判続出

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「普通に自腹で行くべきだ」

 実は党内でも二人の万博会場入りについては反対の声が上がっていたと話すのは、別の維新関係者だ。

「視察に際し、守島氏らがVIP待遇で回ると聞いて、党幹部が“普通に自費で行くべきだ”と忠告したのです。というのも、党代表で大阪府知事の吉村洋文さん(50)でさえ、PRを兼ねた自身のユーチューブチャンネルの撮影などで訪れた時は自費で入場し、公私を厳しく分けていますからね」

 今回撮影した動画は参院選後に党の公式ユーチューブで公開予定のため、党のPRも兼ねているという。

「国会議員だからといって何でもVIP待遇が許されるわけではなく、来たる選挙を前に、襟を正す意味でも“自腹で行かせろ”との意見が党内から出ました。ところが、そういった反対の声を押し切って彼らはVIP視察を強行したのです」(同)

「120分待ち」をスルーして

 そんな正論も馬耳東風――。守島氏らはバルト館を出ると意気揚々と昼食へ。店の名物のグルテンフリーの米粉ピザを注文しようとしたところ、店員から「30分かかる」と告げられ、「えー!?」と声を上げて不満げな様子を見せた守島氏。

 この間、彼らは万博会場の壁に描かれたアート「エキスポーズ」をバックに同じポーズを取ってみせるなど、大はしゃぎするばかり……。

 一行が最後の目的地であるエジプト館に到着したのは15時前。入口に「120分待ち」の立て札が立ち、入場が制限されていた中、守島氏らは入口ではなく、隣の「出口」から入場して館内へ消えていったのだ。同館を出て散会後の守島氏を直撃した。

 批判の出ているVIP待遇での視察について問うと、

「そうですね。確かにそういうところはある。ただ今回は国際局が各国の大使館を訪問し、大使館経由のインビテーション(招待)という形で、向こうから“万博のPRのため来てください”ということで、取材で来ましたからね」

 三木氏にも尋ねると、

「所持している通期パスでは(開場時間の)9時(から)しか入場できないため、エジプト館が発行した関係者パスを利用しました」

 VIP待遇となったのは、あくまで「先方の都合」だったと回答した。

週刊新潮 2025年7月10日号掲載

ワイド特集「素顔のままで」より

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