松野議員と小泉農水相の「永田町版ボケ&ツッコミ」のウラ話を本人が明かす 「質問はじぶんの言葉じゃないとダメなんです」
自ら原稿を手書き
そのキャリアを振り返っておこう。
1988年のソウル五輪で1万メートルの代表に選ばれ、次のバルセロナ五輪ではマラソンの代表枠を巡って最後まで有森裕子氏と争った。引退後はタレントとして、いじられキャラと独特のしゃべりで人気を博したが、2010年、地元熊本市会議員に転身。県議を経て22年からは参議院議員となった――。
つまるところ彼女は一流のアスリートで、芸人泣かせのタレントでもあり、さらに議員歴15年のベテラン政治家なのである。
先述のような笑いを巻き起こす質問も、彼女の異色ともいえる経歴のなせるわざだといえるだろう。ちなみに、質問は自ら手書き原稿で作り上げるのだという。
「一度だけ秘書に質問作りをお願いしたことがあるのですが、ぜんぜん気持ちが入っていかなくって時間が余っちゃった。やっぱり質問は自分の言葉じゃないとダメなんです」
この先、独特のマシンガントークで笑いを生むのではなく、相手の失言を勝ち取るといった実績を残すことはできるだろうか。とりあえず、次の参院選では非改選なので、維新の”応援アイドル“として全国を猛然と走ることになりそうである。







