フジ、旧ジャニと“べったり”加速か 「めざまし」立役者が「STARTO」新社長の“波紋”
元フジ・鈴木克明氏が就任
元タレントの中居正広氏と元フジテレビ女性アナウンサーとのトラブル発覚で、大揺れだったフジテレビ。親会社であるフジ・メディア・ホールディングス(HD)が6月25日に開催した株主総会は、フジ側の提案がすべて賛同される形で無事終了した。しかし、そのわずか2日後に発表されたフジ絡みのニュースが、改めて業界に波紋を広げている。
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【写真】フジテレビ巨額赤字の発端「中居正広氏」高級車でお出かけの変装姿をカメラが捉えた!(3月28日撮影)
テレビ誌ライターが解説する。
「旧ジャニーズ事務所から看板を変えたSMILE―UP.社の所属タレントの受け皿として設立されたマネジメント会社・STARTO ENTERTAINMENTが27日、新社長に元フジテレビ専務の鈴木克明氏(66)を就任させる、と発表したのです。鈴木氏の名前は春ごろから取りざたされていました。性加害など重大なコンプライアンス違反を犯した旧ジャニーズの社長に、性暴力トラブルで信頼を失墜したフジの元重役が就任することに違和感を抱く視聴者もいるでしょう」
この人事に伴い、元ソニー・デジタルエンタテインメント・サービス社長で、独立トラブルで改名を余儀なくされた女優ののんとエージェント契約を結んだ業界の風雲児・福田淳社長(59)は6月末で退任となった。福田氏の後を継ぐ鈴木新社長とはどういう人物なのか。
「慶大文学部を1981年に卒業後、フジテレビに入社し情報、報道畑で活躍。94年4月スタートの長寿番組『めざましテレビ』を立ち上げて初代プロデューサーを務めました。ニュース、エンタメ、スポーツ、社会現象からトレンドまでジャンルを問わない情報を届けて高視聴率を達成。その手腕が評価されて2007年にフジテレビ取締役編成制作局長、常務取締役、専務取締役、フジ・メディア・ホールディングス取締役など出世街道を歩みました。
しかし、2017年に系列局のテレビ西日本社長に飛ばされ21年6月に退任、相談役に退いていました。テレビマンとしては極めて優秀という評価がありますが、フジ社内を牛耳っていた日枝氏との確執もあったといいます。同期には大多亮氏や山中秀樹アナ(66)らがいます」(フジテレビ関係者)
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