「マツコ・デラックスのお気に入りとして知られていた」 オンラインカジノに「1億7000万円」つぎ込んだフジ社員は“出世頭のエース”だった

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「出世の裏でプレッシャーを感じていたのかも」

 そんな声の一方で、ギャンブルを巡る“不穏なウワサ”も立っていた。

 別のフジ関係者が話す。

「オンラインカジノに手を染めた吉本芸人やプロ野球選手が、今年に入ってから相次いで書類送検される事態を受け、フジでも社内調査が行われました。その結果、今年5月に社員2人に懲戒処分が下されたのですが、そのうちの一人が鈴木さんだった。トントン拍子で出世していった裏で“プレッシャーを感じていたのかも”などとささやかれました。彼は調査に対して“22年ごろにはやめた”と答えたため戒告処分で済んだそうですが、“局員やタレントから借金しているらしい”とのうわさも耳にしました」

 実際は賭博行為を続けており、ついに当局の目に留まって今回の御用となった。

 フジでは6月に山本賢太アナ(27)のオンラインカジノ利用の過去も発覚したばかりだが、社内をザワつかせているのが鈴木容疑者の供述。いわく、

「ギャンブルが好きで韓国のカジノにも行っていた。5年ほど前に職場の先輩から“韓国に行かなくても賭けられる”と教えられて(オンカジを)始めた。周りでやっている人がたくさんいたので大丈夫と思った」

 他にもいるというわけだ。

「実は5年ほど前から、オンラインカジノが“局内で流行している”との話が出回っていました。それでも社会問題化するまで会社は何もしようとしなかった。まあ、そのユルさがフジらしさなのですが……。ただ逮捕者がまだ出るんじゃないかと社内は戦々恐々としています」(前出のフジ関係者)

 鈴木容疑者に対する調査の内容や処分理由などについてフジテレビに尋ねたが、

「詳細はお答えしておりません」(企業広報部) 

 オンカジで逮捕や処分者を出しているのは民放キー局でもフジだけという不思議。やっぱり“チャラい”体質が原因なのでは?

週刊新潮 2025年7月3日号掲載

ワイド特集「たまるか!」より

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