「超名曲」のタイトルが「超訳」でまったく別の意味に! 「スキヤキ」からBTSまで「翻訳」を巡る物語
自動翻訳などという便利な機能が存在しない時代、誤訳や意訳は今よりも横行していた。特にポピュラー・ミュージックや映画など大衆向けのコンテンツでは、超訳ともいうべき行為も珍しくなかった。より簡潔に、より分かりやすく、よりインパクトがあるように、といった動機が送り手側にあるからだ。
日本人にとってなじみの深い事例は、坂本九さんの「上を向いて歩こう」だろう。欧米で発売されるにあたり、「スキヤキ」と改題されたのは有名な話である。
関係者が日本で印象に残った料理の名前を付けたらしい、というかなりいい加減なプロセスが伝えられている。...