【御社の人事、遅れてませんか?】戦略人事の要「ISO30414」を企業が軽視してはいけない本当の理由

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「戦略人事」を実践せよ

 人事を「経営のビジネスパートナー」と位置付けた米国ミシガン大学のデイビッド・ウルリッチ教授は、1990年代に先見の明をもって、「戦略人事」という考え方を提唱しています。
 
 戦略人事とは、経営目標や事業戦略に合わせて、人材の採用・育成・評価・配置などの人事活動を統合的に行うアプローチのことです。

 約30年も前に提唱された戦略人事という考え方ですが、昨今「ISO30414」が定められたことをきっかけに「もっと経営戦略と連動した人事をしないと!」といった気運が高まりつつあるのです。

 簡潔にまとめると、人的資本経営とは人材をコストではなく優先的な投資対象として重視しながら経営をしていく姿勢であり、そのためには経営と連動した戦略人事を実践することが必要で、その実践の成果を見る指標が「ISO30414」であるということです。

 日本の人手不足が少子高齢化による構造的な問題だとすると、人的資本経営は単なるブームではなく、これからの経営方針のスタンダードになっていくでしょう。

〈有料版の記事【経営層・人事部員必読 戦略人事の要「ISO30414」に乗り遅れてはいけない理由ととるべき「最初の一歩」とは】では、企業が「ISO30414」に取り組まなければならない本当の理由と、「具体的に何を行えばいいのか」という“第一歩”について、具体例をまじえて詳述している〉

【出典】
※1.帝国データバンク『レポート.人手不足倒産の動向調査(2024年度)』

安藤 健(あんどう けん)
株式会社人材研究所ディレクター。青山学院大学教育人間科学部心理学科卒業。2016年に人事・採用支援などを手掛ける人材研究所へ入社し、18年より現職。これまで数多くの組織・人事コンサルティングプロジェクトや大手企業での新卒・中途採用の外部面接業務に従事。著書に『人材マネジメント用語図鑑』(共著/ソシム)、『誰でも履修履歴と学び方から強みが見つかる あたらしい「自己分析」の教科書』(日本実業出版社)、『これで採用はうまくいく ほしい人材を集める・見抜く・口説くための技術』(共著/秀和システム)。

デイリー新潮編集部

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