就職氷河期世代が政争の具に…厚労省が作り上げた“ストーリー”で歪められる「年金改革法案」論争の内幕
「就職氷河期世代を見捨てるようなもの」。基礎年金の底上げが「年金改革法案」から削除されることになり、野党からそう批判が相次いだのだが、実はこの氷河期世代への認識自体に“誤解”がある上、さらにそれが政治に都合よく利用されているだけなのだという――。
※本稿は「週刊新潮」2025年5月29日号掲載「年金法案で政争の具に…『就職氷河期世代2000万人』の虚構」の記事を再編集したものです。
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5月16日、政府が国会に提出した年金改革法案。...