【霞が関インサイド】参院選にも「二階俊博」不在の影響あり? 国土強靱化の行方に悩む「国交省」の悩みのタネ

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 国が推し進める国土強靱化の牽引役だった二階俊博・元自民党幹事長が政界を引退したことで、国土交通省がその後継者探しに頭を悩ませている。「国土強靱化計画」は来年度より新たな「5カ年」が始動するため、同省にとっては予算上積みのチャンスともいえるわけだが、内外から聞こえてくるのは懸念の声ばかりで……。(桜井燈/ジャーナリスト)

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 自民党の建設関係議員や国土交通省が「ポスト二階」の思惑に揺れている。公共事業に多額の予算を計上してきた「国土強靱化計画」を巡り、これまで計画を率いてきた自民党の二階俊博元幹事長が昨年10月に政界を引退した後、後継者が見当たらないためだ。...

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