「7月5日に大災害が起きる」に怯える小学生たち──大人の知らぬ間に学校で広まっていた“予言デマ”

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「2025年7月5日に日本で大災害が起きる」という流言が出回っている。香港や台湾ではこの話を信じて日本への渡航を控える旅行者が増えているというが、日本人で本当に信じている人は少数派だろう。では、子どもたちはどうだろうか。実は大人たちの知らないところで、彼らはずっと前からこのデマを刷り込まれていたのである。

 5月中旬、都内在住の40代会社員Aさんは、朝の食卓で小学6年生の息子がおかしなことを口にしたことに気づいた。Aさん一家は、7月5日・6日の週末を利用して大阪万博を見に行く旅行を計画していた。...

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