「もしもし、小泉進次郎です」突然の電話でビックリ…実は選挙戦術 効果のほどは? 専門家は「参院選でもかかってくるはず」
参院選で「進次郎」から電話のかかってくる人が増えると言われる理由
高橋氏は、オートコールでの投票呼びかけは、参院選でも実施される可能性が高いと予測する。
「自民党は参院選でもオートコールをフル稼働させるのではないでしょうか。都議選では都内の有権者以外に電話しても意味がないので、エリアが縛れる固定電話でのみ実施されたようですが、参院選の比例代表では全国が対象となります。携帯番号に対象を拡大して実施される可能性もあります」
さらにいえば、参院選でも「進次郎」から電話がかかってくる可能性が高いという。
「石破さんの声でやっても逆効果になりそうですよね(笑)。もともと知名度が高く、コメの件で人気も上昇している、小泉進次郎さんの声でやるのではないでしょうか。進次郎氏は衆議院議員であるため、参院選で自分の声を使ったとして、公職選挙法上の問題もありません。都議選のオートコールではお米のことを話していましたが、参院選では自民党が公約した現金給付についてアピールしてくるかもしれません」(同)
仮に他党もオートコールを用いるとすれば、国民民主党は玉木代表、立憲民主党ならば、先ごろ擁立が決まった蓮舫氏だろうか。
「知名度ならそうでしょうけど、石破さん同様、蓮舫さんは自身が候補者でもあるので逆効果になりかねない。自治体の選挙ならまだしも、全国レベルでオートコールを使うとなると、費用はかさみます。そもそも、立憲民主党にはそこまでの財力もないかもしれません。カネのある自民党だからこそできる仕組みとも言えますね」(同)
[3/3ページ]

