NHKアナウンサー試験、まさかの最終落ち 法大「自主マスコミ講座」先輩の助言とは

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田野辺実鈴アナ・インタビュー第2回

 元TOKYO MX所属で、現在はフリーの田野辺実鈴アナ(42)。名前は、父親が好きだった元フジテレビの田丸美寿々(たまる・みすず)アナから付けられた。そのため、自然とアナウンサーという職業を意識したという。法政大学時代は「自主マスコミ講座」に所属。就職活動では、NHKのアナウンサー試験で最終まで残ったのだが……。当時を振り返ってもらった。(全5回の第2回)

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――幼少期はどのようなお子さんでしたか。

「家がすごく厳格だったので、外では大人しくしていました。どこへ行っても『大人しい』と言われることが多かったです。本当は、全然違ったんですけど(笑)。本当は結構、うるさい子どもでした」

――他には何か特徴はありましたか。

「背がとても小さかったんです。学校ではずっと一番前に座っていて、あだ名をつけられたり、先生にもいじられたりもしました。それがすごく悔しくて、『どこかでこれは挽回しないと!』って、ふつふつと思っていました」

――アナウンサーを目指したきっかけは何だったのでしょうか?

「それが、名前が関係しています。私の名前『実鈴(みすず)』は、アナウンサーの田丸美寿々さんからいただいたんです」

――そうなんですね。

「はい。父が、田丸さんの大ファンで、『ああいう皆が憧れる存在になってほしい』という気持ちで、『実鈴(みすず)』と名付けたという話を、ずっと聞かされて育ちました。だから、無意識のうちにその名前に引っ張られるような感じで、アナウンサーという職業を意識するようになったんだと思います」

――アナウンサーを意識して、実際にどうしたのですか。

「中学時代に学級委員をやって人前で喋ってみたり、『アナウンサーになりたい』って周囲に言ってみたりしました。それから、演劇部に入って、元々苦手だった『人前に出る』ということをあえてやるようにしたんです。そこから『別人みたいだね』と言われるようになりました」

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