「日本全土をいつでも空襲できる状態になりかねない」 中国の海軍の実力は「侮れない」 現役自衛官が解説

国際 中国

  • ブックマーク

【全2回(前編/後編)の前編】

 あわや大惨事、である。今月初め、太平洋上空で日本の哨戒機に中国の戦闘機が約45メートルの距離にまで接近する出来事があった。片や南西諸島に目を向ければ、頻繁に中国製ドローンが飛来しているという。日本近海を飛び回る「招かれざる客」の真意を探る。

 ***

 日本の上空から不審な船舶や潜水艦を監視する海上自衛隊の哨戒機「P-3C」は、全長35メートル余り、最大時速は約730キロにも達する堂々たる航空機である。...

つづきを読む