「バラエティー制作陣には面白くない状況」 フジ清水社長の“アニメ事業に1250億円”計画に「清水さんはアニメしか知らない」と不満の声
「勝手知ったる分野に力を入れているだけ」
フジが先月27日に内示した株主総会後の組織改編の一覧からも、社長の意図がくみ取れるという。
「これまで編成総局の下で他の番組制作部門と一緒くたにされていた『アニメ事業局』が、新たに『IP・アニメ事業局』として独立します。IPという知的財産を意味する言葉が付け加えられたこの新部署は、まさに清水社長の肝いり。今後、フジの中核を担う期待が懸かっています」(前出のフジ社員)
もっとも、誰もがその考え方に賛同しているわけではないようだ。
「『ちびまる子ちゃん』や『ドラゴンボール』などの人気アニメを手がけた清水社長は、自身が勝手知ったる分野に力を入れているだけ、という見方もできます。実際、社内には“清水さんはアニメしか知らない。経営戦略は属人的なものでしかない”と不満を口にする者も。長らくメインストリームにいたバラエティー番組の制作陣にとっては面白くない状況でしょう」(同)
乾坤一擲、カネの使い先をアニメに移す。社長が描いた壮大な絵コンテに、命が吹き込まれる日は来るか。









