「兄は母の口座から5000万円以上を流用」 バーニング2代目社長が異父兄との「ドロドロ裁判」についてコメント 「父が築き上げたバーニングを守りたい」
「ゴルフ場を舞台に兄弟げんかが」
「亮さんはプロダクションの役員報酬で50万円、ほかに『琉球ゴルフ倶楽部』の運営会社の代表として、50万円の報酬を周防さんから得ていました。『琉球』は毎年3月に日本女子ツアーの開幕戦が行われる由緒あるゴルフ場です。3年前、そこを舞台にして兄弟げんかが勃発しました」
と話すのは、先のバーニングプロ関係者。
きっかけは、周防氏が保有する「琉球」の60%の株式のうち5%を亮氏に無償譲渡するとしたことだった。
「それに彰悟さんが“なら、(株式の20%を保有する)バーニングパブリッシャーズを辞める”と反発しました。結局、その兄弟げんかに周防さんが出した結論は、亮さんへの株式の無償譲渡を撤回し、『琉球』の代表も亮さんから彰悟さんに替えるというものでした。その後、テレビ局などに代表交代のあいさつ状を送った。しかし、いつまでたっても、彰悟さんは代表に就けませんでした」(同)
バーニング帝国から放逐された亮氏
というのも、その頃から周防氏の体調には波があったようで、1カ月後には「代表交代は認めていない」と言い出したからだという。
「以後も、亮さんは『琉球』をわが物にしようと画策していましたが、それが成就しないうちに周防さんが倒れた。なおかつ、彰悟さんが後見人になったことで太刀打ちできないと観念したのか、今年1月、『琉球』の代表を自ら退きました」(前出のバーニングプロ関係者)
そして、彰悟氏の「訴訟攻撃」で追い込まれた亮氏は、3月末にバーニングプロの取締役を辞任。完全に「バーニング帝国」から放逐されたというわけなのだ。
亮氏に聞くと、
「とくに、コメントすることはありません」
「兄は母の口座から5000万円以上を流用」
一方、彰悟氏は、
「兄は母の口座からも5000万円以上を流用し、返済していない。私が兄を訴えたのは、父が築き上げたバーニングを守りたいからです」
ひとまず軍配は彰悟氏に上がったようだが、遺恨は消えない。芸能界のドンの跡目争いは金がらみの苛烈なものだった。
前編【「芸能界のドン」退任でバーニングのドロドロ跡目争いが… 2代目社長は「9000万円滞納する異父兄」に訴訟を連発】では、バーニングプロダクションの2代目社長である彰悟氏と、異母兄である亮氏の間の裁判闘争について報じている。
[2/2ページ]