「兄は母の口座から5000万円以上を流用」 バーニング2代目社長が異父兄との「ドロドロ裁判」についてコメント 「父が築き上げたバーニングを守りたい」

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【全2回(前編/後編)の後編】

 跡目争いから金まみれの醜聞が噴出した――。「芸能界のドン」といわれるバーニングプロダクションの周防郁雄(すほういくお)社長(84)が退任し、子息の間で骨肉の争いが展開されている。発端は、会社経理に不明朗な貸付金が見つかったこと。後継者となった弟は、異父兄を相手に訴訟を連発した。

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 前編【「芸能界のドン」退任でバーニングのドロドロ跡目争いが… 2代目社長は「9000万円滞納する異父兄」に訴訟を連発】では、バーニングプロダクションの2代目社長である周防彰悟(しょうご)氏(49)と、異父兄である亮(りょう)氏(56)の間の裁判闘争について報じた。

 具体的には、今年1月、彰悟氏は、亮氏が経営する「ミライゲート」というLED販売会社への債権仮差押え申し立てに踏み切った。続けて2月、乗馬クラブを運営する「ヴィルタス」にも1億1092万5000円の貸金返還請求訴訟を提起している。この訴訟では5月、亮氏に借金の全額返済を命ずる判決が出たという。

「兄弟仲が冷え込んだきっかけ」

 さらには3月、彰悟氏は、亮氏が経営する「ティコムーン」なる貸しビル業の会社を相手取り、東京地裁に1億5100万円の貸金返還請求訴訟を起こした。

「東京・麻布十番にある『エフプラザ』という8階建てのビルを、周防さんは2005年3月、ティコムーンに7億6750万円で売却していました。そのビルでは以前、彰悟さんが韓国料理店を出店していた。経営が傾き、大家の亮さんに家賃の値下げを依頼したのですが、突っぱねられた。それも、兄弟仲が冷え込むきっかけになりました」(バーニングプロ関係者)

「看病を巡って諍いが」

 当初、亮氏はビルの購入代金を分割で支払っていた。しかし、1億5100万円を残してストップ。

「周防さんはその分を“未収金”として帳簿に計上していました。ですが、東京国税局から“無利息のまま未収金として長期間計上するのは適切ではない”との指摘を受け、貸付へと変更した。返済期限は17年6月に設定されました」(前出のバーニングプロ関係者) 

 しかし、亮氏は踏み倒し続けていたのである。

「もともとは兄弟仲が良く、彰悟さんは兄の亮さんを立てていたのですが、3年前に母親が倒れてから看病を巡って諍いが起こるようになったと聞いています」

 と、二人を知る人物は言うが、こうした訴訟の連発に至る前から異父兄弟の確執は表面化していたという。

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