みずから北朝鮮に亡命も「帰国したい」と繰り返し訴訟を… 日本初のハイジャック事件を起こした「よど号」メンバーの現在
「北朝鮮側から“公式の意見表明は控えろ”と」
ところで、日本人村で暮らす面々の現状について問うと、山中氏は不安げだ。
「朝鮮がウクライナ戦争に参戦した昨年の12月から、朝鮮側がよど号(のメンバー)に、公式の意見表明は控えろ、と。日本は敵対国ですからね。それで、これまでメールで送ってもらっていた、サイトで公開する記事の原稿も届かなくなった。いまも連絡が途絶えていて苦慮しています」
そうはいっても、
「NHKや民放のBS放送は観られるから、報道番組やスポーツをよく観ています。みんな大谷(翔平)が好きですよ。アメリカについては、全面支持ではないけど、トランプ大統領の自国中心主義の考え方には好意的ですね」
自ら渡ったかの国で、悠々たる老後の日々を送りつつ、望郷の念に駆られて裁判沙汰。どこまでも身勝手な人たちである。