「石丸新党」に6割が「期待しない」…まさかの“都議選ゼロ当選”の予測で「再生の道」に吹かぬ風

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「まったく知らない」が30%超

・投票したい候補の所属先は?
 国民【10・1%】
 自民【6・7%】
 都民ファ【4・7%】
 れいわ新選組【4・0%】
 立民【2・7%】
 共産【2・2%】
 東京維新の会【1・8%】
 公明【1・5%】
 再生の道【1・4%】
(以下省略)

・再生の道に対する期待は?
 期待する【19%】
 期待しない【62%】

・再生の道についてどのくらい知っている?
 よく知っている【4・4%】
 ある程度知っている【20・8%】
 名前だけ知っている【41・8%】
 まったく知らない【33・0%】

・再生の道が3人の候補を擁立した杉並区(定数6)で知名度を尋ねると――
 よく知っている【0%】
 ある程度知っている【14・6%】
 名前だけ知っている【51・2%】
 まったく知らない【34・1%】

・同様に2人の候補者を擁立した町田市(定数4)では――
 よく知っている【3・6%】
 ある程度知っている【14・3%】
 名前だけ知っている【46・4%】
 まったく知らない【35・7%】

 なかなか厳しい状況だ。石丸氏は再生の道についてこう語っている。

《うちは(候補者選考の)オーディションをするだけの装置で、「あとはがんばってね」。当選者が活躍して組織が強大になるということを繰り返していけばいい。1人でも当選すれば、このフレームワークはいきる》(朝日新聞:6月11日付)

「最近では『当選ゼロでも問題ない。都民により良い選択肢を提示するというのが一番上にある目標』とも語っています」

 立候補者にとっては頼りない党首の言葉に聞こえるかもしれない。

参院選には10人を擁立

「都知事選での石丸氏の勢いは確かに凄かった。165万票を得た余勢を駆って選挙後はメディアに出続けたものの、女性タレントを詰問する姿などが“上から目線”と評価を下げました。昨年の衆院選には出馬を匂わせながら立候補しなかった。今回の都議選にも彼自身は出馬していませんし、7月の参院選にも出る予定はない。都知事選から約1年、再生の道を立ち上げたものの、有権者から見れば彼自身は何もしていないに等しい」

 都知事選で選挙プランナーを務めた“選挙の神様”こと藤川晋之助氏が今年3月に亡くなった影響もあるのかもしれない。

「石丸氏がいくら都知事選で165万票を取った次点とはいえ、1年経てば選挙で負けた人の一人に過ぎません。政治家としては広島県の安芸高田市長を1期務めただけの党首というわけです。7月の参院選に再生の道からは比例代表に9人、東京都選挙区の1人を含め計10人を擁立するそうですが、このままではそれも厳しいでしょう」

 石丸氏に再生の道はあるのだろうか。

デイリー新潮編集部

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