藤川阪神“最速30勝”と“2ケタ貯金”で交流戦突入は「2023年と完全一致」 覚醒したサトテルの“40年ぶり快挙”にも期待

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90周年の年に…

「シーズン中、佐藤がもう一度、三塁の守備に入る可能性も捨て切れません。小幡竜平(24)が負傷してしまったこと、ヘルナンデスの打撃にも勢いがなくなり、ファームでは前川右京(22)が打撃好調です。今は『左翼・森下、中堅・近本、右翼・佐藤』の布陣ですが、外野手の前川が昇格してきたら、守らせるところがありません」(前出・在阪記者)

 藤川監督はセパ交流戦の第1ラウンドとなる日本ハム戦の前、前川昇格の時期を質問されている。「ファームのほうにいる選手ですからね、私から何かというものはとくにないですね。私の一存で何かが(決まるなど)、いきなり上げるとかは全く考えていないですね」

 とはぐらかしたが、この質問は負傷した小幡の近況に絡んで出たものでもある。

「藤川監督は小幡の具合についても『言えない』としていました。前半戦のチーム好調の要因として、他球団の主力選手が相次いで故障するなか、阪神だけはベストメンバーを組めてきたことも挙げられています」(前出・同)

 上述の通り、6月7日、近本が通算1000本安打に到達した。佐藤に続いて「メモリアル」が出たことでチームの雰囲気がまた明るくなったのは本当だが、2000本安打にもっとも近いトラ選手も近本なのだ。他球団では1500本以上を打っている30代選手も少なくない。球団創設90周年の今年、リーグ優勝と日本一奪回はもちろんだが、佐藤たちが「これから」を構築していく第一歩にもなりそうだ。

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