「7月5日に東日本大震災の3倍の津波が押し寄せる」予言で大混乱が… 台湾では「地震を機に中国が侵攻してくる」と防災グッズが爆売れ
NASAでも予測は困難
三者三様の広まり方を見せている予言だが、地震予知に詳しい東海大学・静岡県立大学客員教授の長尾年恭氏は「的中する可能性はまずない」と語る。
「予言が指定しているあたりの海域には火山活動もありませんし、プレートの境界もありません。また、東日本大震災の3倍の大きさの津波というのは、地震が起こせる規模を超えています。巨大隕石でも落下すればあり得ますが、それを正確に予測するのはNASAでも困難でしょう」
当のたつき氏は「過度に振り回されず、専門家の意見を参考に適切な行動を」といったコメントを新聞などに寄せているが、各方面に悪影響が出ていることは事実。6月12日発売の「週刊新潮」では、中国、台湾にとどまらない“予言”の影響と、それが流布することになった背景について詳報する。








