島田紳助の「電撃復帰」はあるのか 引退から10年以上も「待望論」が消えないワケ

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2011年に突如引退

 5月24日に行われたボクシング・IBF世界フェザー級タイトルマッチにおいて、亀田和毅の応援に駆けつけた島田紳助氏がリングに登場したことが話題を呼んでいる。かつて芸能界のトップに君臨しながら、2011年に暴力団関係者との交際を理由に突如引退した紳助氏が、このような公の場に姿を見せるのは異例のことだった。

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 彼は亀田一家が激しいバッシングにさらされている頃から、一貫して応援する姿勢を貫いていた。この日にも激励の言葉を送っていた。

 紳助氏の登場は、単なる知人の1人が応援に来たという出来事にとどまらず、彼の芸能界「電撃復帰」への期待を再燃させる火種となっている。実際、引退後はほとんどメディアに出ることがなくなり、沈黙を貫いてきた彼が、最近になって少しだけ動きを見せているようなところがある。

 4月に出版された元吉本興業会長・社長の大崎洋氏の新刊『あの頃に戻りたい。そう思える今も人は幸せ』(飛鳥新社)では、大崎氏と紳助氏の対談が収録されていた。引退後も連絡を取り合い、深い関係を築いてきた彼らが、親しげに語り合う様子が収められている。

 さらに、ダウンタウンが新たに立ち上げる予定の「ダウンタウンチャンネル(仮)」にも、紳助氏が出演するのではないかという噂が流れている。これ自体は現段階では根も葉もない噂に過ぎないのだが、可能性がゼロというわけでもない。

 そもそも「ダウンタウンチャンネル(仮)」は、事実上、地上波テレビへの復帰が難しくなった松本人志が、新たな表現の場として立ち上げるものだと見られている。そこでは、ダウンタウンの2人が出演する過去の番組のアーカイブも公開されるのではないかと言われている。その中には、松本と紳助氏が2人きりでトークする伝説的な深夜番組「松本紳助」もあるかもしれないと考えるのはさほど不自然なことではない。

 さらに踏み込んで考えるなら、地上波のような制限がない場所で、松本と紳助氏が令和版の「松本紳助」を新たに始める、というのも全く根拠のない夢想とは言い切れないのである。

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