「報道番組なのに女子アナの“顔”が大写しに…」 フジ番組審議会で“オジサン向け戦略”が問題に

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「今さら、そんなこと言われてもなぁ」

 中居問題では女子アナを接待要員として使うなど、“昭和な体質”に批判が集まったばかりのフジゆえ、

「一連の騒動を機に、さすがに堤アナへのカメラの寄りも若干引き気味になったといいます。一方で、彼女のアナウンス能力を評価する声は局内で多く、番組のせいで“奇麗なだけの女子アナ”といった誤った評価が付きかねないことが心配されています。その点を審議会も指摘したはずなんですがね」(前出のフジ局員)

 フジに見解を尋ねると、

「番組演出に関しては、番組審議会に限らずさまざまな声を頂き、反映することもございます」(同局企業広報部)

 一方で、前出のフジ関係者はこんな話をする。

「天皇といわれた日枝久(ひえだひさし)氏(87)が発した“楽しくなければテレビじゃない”というスローガンの延長線上にあったのが、フジが打ち出した女子アナのタレント化です。審議会の指摘は、そんなフジのアイデンティティーを否定しかねず、局内からは“今さら、そんなこと言われてもなぁ”といった声が出ています」

 フジ再生のバロメーターに浮上した、堤アナの「ドアップ映像」の行方は?

週刊新潮 2025年6月5日号掲載

ワイド特集「非常事態宣言」より

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