「報道番組なのに女子アナの“顔”が大写しに…」 フジ番組審議会で“オジサン向け戦略”が問題に
フジテレビのニュース番組「Live News α」でメインキャスターを務める堤礼実（つつみれいみ）アナ（31）を巡る演出法が、同局の番組審議会でやり玉に挙がっている。その背景として、意外にも中居問題の影響を指摘する声があるのだ。
＊＊＊
【写真を見る】白い二の腕にすらりとした脚… 美貌と美ボディを兼ね備えた「堤礼実アナ」
“ご尊顔”が画面の半分を占めることも
平日の23時30分から始まる同番組は、帰宅後のサラリーマンにとって「癒やしの時間」と評判だ。
フジ関係者が言う。
「番組にはオジサン世代の固定ファンがいることで知られ、ニュースの内容よりもキャスターの容姿をウリにした、報道番組らしくない演出法が局内でも注目されています」
実際、同番組の最大の特徴は、堤アナの顔がドアップで映し出される独特のアングルだ。大画面のテレビだと、視聴者の顔より彼女の“ご尊顔”のほうが大きく映り、番組序盤から画面半分ほどを占めるシーンもある構成となっている。
堤アナはアメリカ出身で、大妻女子大卒という異色の経歴を持つ才媛だが、
「いまや井上清華アナ（30）と並び、フジ女子アナの“二大エース”と呼ばれています。その美貌から写真集を出すほどの人気で、制作サイドが意識的に彼女の顔を大写しにしているのは明らかです」（同）
かつては滝川クリステルも
ところが、この露骨な演出法が同局の番組審議会でたびたび問題視されてきたという。
「最初に疑問の声が上がったのは昨年3月。しかし改善が見られなかったことから、昨秋と今年4月の審議会でも議論の俎上に載ったと聞いています」（前出のフジ関係者）
過去の議事録を確認すると、たしかに〈見ている人の実際の顔より大きく映し出されるような演出はキャスターの将来をつぶしかねない〉〈ニュースが小さく感じられ、ニュースの内容が分からなくなる場面が何回かあった〉といった苦言が委員から出されていた。
番組の適正化を図るために、各放送局に設置が義務付けられた審議機関の意見を無視する理由について、別のフジ局員はこう話す。
「かつて同じ時間帯には滝川クリステル氏がメインキャスターを務めた『ニュースJAPAN』という番組がありました。当時も彼女の全身をなめるかのような“斜め45度”と呼ばれたアングルが話題になった。中高年の男性ファンを逃したくないため、形を変えて今も同じ手法を取っているということでしょう」
[1/2ページ]
