「金髪」「元キャスター」イジリはいつまで続く ホラン千秋「Nスタ」卒業は正解だったのか?

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ホランが去った「Nスタ」

「彼女は爆笑問題・太田光とくりぃむしちゅー・上田晋也がMCのバラエティ番組『太田上田』(中京テレビ)に出演した時、なぜ辞めたのかと聞かれて『8年やらせていただいて、全然成長していないなと思う中で……自分で納得できないのに貴重な(ニュースキャスターの)一席をお借りし続けるわけにはいかない』と語っていました」

 殊勝な理由だが、先の「人間研究所」で久しぶりに聞いたホランキャスターぶりは確かに良かった。それだけに彼女が去った「Nスタ」は大変なことになっているという。

「ホランがキャスターを務めるようになってから『Nスタ』の視聴率は上昇し、常勝の『news every.』(日テレ)をジワジワと追い詰め、時には逆転することもありました。彼女が出演した最終日(3月27日)の視聴率は8・8%で、『news every.』の7・3%に大差をつけ同時間帯で首位に(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)。ところが、彼女が去ってから視聴者が次第にチャンネルを合わせなくなり、5月19日からの週で見ると4~5%にまで下がっています。4%台で打ち切りが考えられる時間帯ですから、いまや崖っぷちと言っていい」

 それでも彼女は、キャスターという仕事に自信が持てなかったのだろうか。

レギュラー番組も厳しい

「それを鵜呑みにするテレビ関係者は少ないと思います。彼女は中学生の時から芸能事務所のアミューズに所属し、2005年、16歳の時にスーパー戦隊シリーズ『魔法戦隊マジレンジャー』(テレビ朝日)の悪役でドラマデビューしており、最初からドラマ志向でした。17年に『Nスタ』のキャスターに就任して注目されるようになり、23年の『コタツがない家』(日テレ)や24年の『放課後カルテ』(同前)など、GP(ゴールデン・プライム)帯のドラマでそこそこいい役をもらうようになりました。しかし、『Nスタ』を続ける限り平日の日中は撮影に参加することができないので、キャスターを卒業したというところではないでしょうか」

 とはいえ、キャスター卒業後、ドラマへの出演はいまのところない。むしろバラエティ番組ばかりだ。

「彼女がMCを務める『THE 世代感』(テレ朝)は、22年のスタート当初はゴールデンで放送された『ニンチド調査ショー』という番組でした。しかし、1年後に『ザ・ニンチドショー』と名を変えて土曜夜10時からの1時間番組となり、昨年10月に現在の番組名に改題。この4月からは30分番組となりました。その後に放送される『出川一茂ホラン☆フシギの会』(同前)も22年に深夜番組としてスタートし、ゴールデンの1時間番組に格上げされた時もありましたが、こちらも4月からは30分番組に。いずれも視聴率は悪く、いつ打ち切られてもおかしくありません」

「Nスタ」を去った途端、ホランの状況も苦しくなったわけだ。

「『Nスタ』のキャスターを続けながらのほうが良かったのかもしれません。彼女が所属するアミューズは、福山雅治、大泉洋、吉沢亮、吉高由里子など売れっ子の俳優は多いですが、彼らは定期的に稼ぐわけではありません。その点、ホランは、帯のニュース番組に出演していたので稼ぎ頭の一人でした。帯番組のギャラは1日40万円が週5日で200万円、それが1年50週で1億円になりますからね。これにCMが加われば、年2~3億円は堅い。それが『Nスタ』がなくなり、レギュラー番組も苦しい。バラエティでの“金髪”“元キャスター”ネタもそんなに長くは続かないでしょう。彼女は一体どこへ行くつもりなのか……」

デイリー新潮編集部

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