“悪の帝国”「ドジャース」の“金満補強”に「待った」をかけるか…MLBで「サラリーキャップ制」導入問題が再燃した理由

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ドジャースファンの意見は?

 5月20日のダイヤモンドバックス戦に先発した山本由伸(26)は、7回1安打無失点と好投し、ドジャースの連敗ストップに貢献した。同日の大谷は1安打に終わったが、2点ビハインドで迎えた延長10回、「ホームランが出れば同点」という場面で申告敬遠が告げられた。しかし、その直後に二塁盗塁を決め、「バットで貢献できなければ足で」の姿勢を見せた。高額年俸を結んだ投打の主力選手が、チームの勝利へ強い執着心を見せているから、契約に関してファンからの批判は出ていないのだ。

「カーディナルスの人気選手であるノーラン・アレナド三塁手(34)がドジャースへの移籍を希望しており、トレード説も盛んに報じられています。5月14日に捕手のオースティン・バーンズ(35)を40人枠から外し、18日にも34歳のクリス・テイラーを自由契約にしました。厳しい一面も見せていますが、ドジャースはシーズン中のトレードでも高額年俸の選手を狙っています」(前出・同)

 大谷の活躍を受けて、次の労使協定で年俸の後払いが俎上にのるのは避けられないだろう。補強に関するドジャースの貪欲さが新たな規制を作る可能性も否定できない。

デイリー新潮編集部

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