チームトップ4勝もオリオールズ「菅野智之」に浮上するトレード説 “エース級の活躍”で強豪球団に移籍の可能性も

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オーナーグループのお気に入り

「ルーベンスタイン氏のグループは豊富な資金を投入してくれました。その資金力を持って24年オフに獲得したのが、外野手のタイラー・オニール(29=3年4950万ドル/約76億2000万円)、捕手のゲイリー・サンチェス(32=1年850万ドル/約13億円)、そして菅野でした。オリオールズにはリーグを代表する好捕手でチームリーダーでもあるアドリー・ラッチマン(27)がいます。バックアップ要員の捕手に850万ドルも出し、対右投手の打率成績が悪いオニールと大型契約を結ぶなど、敏腕GMのエリアス氏らしからぬ補強が続きました。新オーナーグループはネームバリューのある選手を好むようです。日本の伝統球団であるトーキョー・ジャイアンツのエースだった菅野は大のお気に入りですし、放出できないかもしれません」(前出・同)

 菅野がチームで3番目に高額年俸の選手となった。先発ローテーション投手から故障者が続出しているドジャースやカブス、ドジャース追撃を続けているジャイアンツなど菅野に興味を持っている球団は少なくないようだが、放出に踏み切った場合、フロント内の衝突に発展する危険性もある。

「メジャー初登板となった3月のブルージェイズ戦には、日本からご両親も駆けつけていました。菅野は現地の食事が合わないらしく、苦労しているようです。懸念材料を挙げるとすれば、スタミナ面と持病の腰痛。巨人時代も夏場に休みを取るなどしていたので、オリオールズもリフレッシュ休暇を与えてやれたら良いのですが」(NPB関係者)

 休養前にスタミナ切れが露呈したら、フラッグディール・トレード市場での価値は下がってしまう。新体制の象徴的投手として投げ続けるよりも、優勝争いをしているチームへの移籍のほうが菅野にとっては良いのではないだろうか。

デイリー新潮編集部

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