「クラブ店長にヘッドロック」「繁華街では有名人」 立川・小学校襲撃の46歳の地元での悪評

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「テーブルをひっくり返したり、スタッフを殴ることも」

 WINS(場外馬券場)や競輪場のある立川には、日中からアルコールを提供する店が並び立つ。中でもAが好んだのは、駅近くに点在し、早朝から営業しているクラブであった。ちなみに、

「子どもの生活サイクルに合わせやすいということもあり、夜のクラブに比べて立川の朝クラブはシングルマザーの比率が高い。彼女たちは幼子を託児所に預け、勤務が終わった後に迎えにいくのです」(前出の繁華街関係者)

 とのことで、

「Aさんは大体いつも、別の店で飲んだ後、泥酔したままなだれ込む形でクラブに寄っていました。ただ、しらふの時は穏やかなのですが、とにかく酒癖が悪い。何か気に入らないことがあると途端に“スイッチ”が入ってしまうのです。部下と飲んでいて熱くなってテーブルをひっくり返したり、酔って騒いでいた連れを店の男性スタッフが取りなした時、口の利き方が悪いとの理由で、そのスタッフを殴打したこともあったといいます」(同)

「『俺のことなめてんのか』と店長にヘッドロック」

 酒場でのトラブルに関しては、数年前にこんな出来事もあった。

「あるクラブに朝10時ごろ、自分の店の客らしき年配の男性と二人で来店した時のことです。すでに泥酔していて、お気に入りの子を指名しようとしたところ、ちょうどその子が体調不良で席に行かれなかった。するとAさんは『俺のことなめてんのか』と激高し、店長の顔を数発殴ってヘッドロックするなど暴れ回った。スタッフが110番して警官が駆け付け、Aさんは駅の南口交番まで連れて行かれたのです」(前出の繁華街関係者)

 店長は首を痛めるなど、全治1カ月のけがを負ったといい、

「ほどなく示談がまとまったものの、Aさんは以降、来店お断りになったと聞きました。こうした経緯もあって、彼が“出禁”になっている店は他にもあります」(同)

 後編【「暴走族を束ねていた」と周囲に語っていた、立川・小学校襲撃の46歳 呼びつけた母親との関係は】では、Aが周囲に語っていた「経歴」や、彼を小学校に呼びつけた母親との関係について詳しく報じる。

週刊新潮 2025年5月22日号掲載

特集「立川市・小学校襲撃事件 “主犯の男”は飲み屋街の有名人だった」より

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