相手チームを「無安打に抑えながら敗戦」という超レアケースも 「ノーヒットノーラン」よりも珍しい“無安打有失点試合”が生まれる条件とは
西武・今井達也が4月18日のソフトバンク戦で8回を無安打1失点に抑え、平良海馬との継投で“ノーヒットワンラン”を達成した。過去に失点しながら無安打に抑えた試合は4例あるが、1964年5月13日の南海対近鉄で、近鉄・牧野伸、山本重政の継投で無安打1失点勝利が記録されて以来、61年ぶりの珍事だった。ノーヒットノーランよりレアな“無安打有失点試合”を振り返ってみよう。【久保田龍雄/ライター】
***
まず2投手の継投で9回を無安打に抑えながら、試合に敗れたのが、1939年の南海だ。...