6代目山口組が狙う「特定抗争指定」解除でネックになる点とは

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人事もほぼ固まる

 一方的な抗争終結宣言から1カ月半、ナンバー2の若頭交代から1カ月。そして5月14日にはその他の幹部人事も発表され、急だった6代目山口組をめぐる動きに落ち着きが見られつつあるという。その流れの中で見えてきた6代目山口組の狙いである「特定抗争指定」の解除について見て行こう。

 まず、一方的な抗争終結宣言に至るまでの流れを簡単に振り返っておこう(肩書は当時のものを使用)。

 3月13日、愛知県津島市の玉屋一家(6代目山口組の3次団体で、上部組織は3代目弘道会)本部において、高山若頭と竹内若頭補佐、そして6代目稲川会の内堀和也会長とが話し合いを行った。...

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