生涯2度目のダウンを喫した「井上尚弥」はどこまで勝ち続けられるのか…「負けられない戦い」が続く過酷すぎる“防衛ロード”見直しは
疲れている?
「危険でしたね。ものすごい心配しました」――大先輩の元世界チャンピオンが本気でそう漏らすほど、凄まじい試合だった。
日本時間の5日(現地時間4日)に米・ラスベガスで行われた、世界4団体スーパーバンタム級タイトルマッチで、統一王者の井上尚弥(32)が挑戦者ラモン・カルデナス(29)を8ラウンド(R)45秒TKOで破り、プロデビューから30連勝で4団体王座4度目の防衛に成功した。
井上がベルトを保持する4団体とは、WBA(世界ボクシング協会)、WBC(世界ボクシング評議会)、IBF(国際ボクシング連盟)、WBO(世界ボクシング機構)。...