「服を着る機会が減った」元アイドル、大事なところが見えてなければOK… “心は中学生”25歳の素顔

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ヘルシーなグラビアは無理

――写真集が話題になって以降は雑誌のグラビアの仕事も増えました。

 そうですね。服を着る機会の方が減ってきました(笑)。「あそこまで脱ぐんだ」とみんな思ってくれて。今までアイドルではできなかったシチュエーションのグラビアをたくさんやらせてもらって。声を掛けてくださる方が多くて、とても嬉しいです。

――グラビアも大人系のものが多いですね。

 SKE48時代はヘルシーなグラビアが多かったんですが、今は大人っぽい感じや色気とかの、そっち寄りのグラビアが多くて。年齢も25歳なので、もうヘルシーは多分無理なんですよ(笑)。だから逆に今まで挑戦できなかったものに挑戦できているのがすごくありがたいです。

――グラビアの時は色気がありますが、ご本人的には大人になって色気が出てきていますか?

 いや、ないです。全然変わらないですもん。まだ心は中学生のままです(笑)。

 本当に全然変わっていなくて。最近仕事の現場で年下の人が当たり前のように増えてきて。今までやはり先輩に甘える環境で生きてきたので、自分が先輩になるというのにあまり慣れていなくて。ちょっと大人にならなきゃなと思っています。

 でも先輩のやり方が分からないですよね。「怖い」と言われちゃうんですよ。本当は何にも考えていなくてボーっとしているだけなんですけど、喋らないから。喋ったこともない後輩には「るかさんは怖いです」って言われちゃうことが多くて。いや、喋ったことないじゃんみたいな(笑)。

――それは先輩として自分から話しかければいいのでは。

 でも今の時代って怖いじゃないですか。私から話しかけて「こいつ、喋りかけてきた」とか思われたら。今はすぐにSNSとかに書かれるし「嫌な先輩」とか言われたら、悪者に思われたりしちゃうので。何もしないのが安全ですね。

今後は映像にも

――令和の人間関係は本当に難しいですね。女優としては今後、どうしていきたいですか。

 今は舞台を中心に活動しているのですが、やりたいのは映像の方なので、映像の方もどんどん挑戦していけたらいいなと思います。

――写真集を見てキャスティングする人は、北野さんが色気のある人かなと思うかもしれないですね。

 全然色気はないですが、仕事だったらちゃんとやります!でもこうやってお話する機会だけだと、やはり色気は出てこないですよね。

――そうですね(笑)。グラビアでもまた写真集を出したいですか。

 出したいですね。ファースト写真集は沖縄だったんですが、景色がめちゃくちゃ綺麗だったので、開放的な感じで撮れたのですが、やはり海外でのグラビアには憧れます。 私、海外に行ったことがなくて。でも一回ぐらいはね、海外の日本とはまた違う雰囲気で、撮れたらいいなと。

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【記事前編】では、アイドル時代の“やる気ゼロ”エピソードや卒業の決意について語ってくれた。

徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。ウェブメディアウォッチャー。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。その後、テレビ局のオウンドメディア編集長を経て、現在はフリーライターとして雑誌、ウェブで記事を執筆している。著書に日本初のグラビアガイドブック「一度は見たい! アイドル&グラビア名作写真集ガイド」(玄光社)。noteでマガジンを連載中 X:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部

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