「党勢が急激に上向いたからって…」 都民ファーストの会が国民民主党に恨み節 “衆院選の見返りに都議選を手伝う約束”を反故にされていた

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「国民の躍進は知事にプラス」

 都議選の見通しを整理すると、自民党「バツ」、公明党「サンカク」、都民ファ「マル」という具合。これでどうして小池知事の頬が緩むのか。

 先の都政関係者が言う。

「国民の玉木雄一郎代表は、平成29年に都知事が結党した希望の党で共同代表に就任。以来、二人は頻繁に連絡を取り合う親しい関係にある。知事の側近も“国民の躍進は知事にプラスだ”と明言しており、都知事も都民ファの都議らに“国民と仲良くやってよね”と笑顔で声をかけています」

 これまで都知事は公明党の主張を丸のみし、“天敵”の自民党とも付かず離れず巧みに関係を築いてきた。

「ホンネでは“自公はうっとうしい”と思っているはず。国民が両者に取って代われば、都知事は自公のくびきから逃れられますね」

 とはいえ、国民の公認候補には自民党議員の元秘書や孫の名も。都知事は選挙後も笑っていられるか――。

週刊新潮 2025年5月15日号掲載

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